2018-04-13 第196回国会 衆議院 国土交通委員会 第9号
また、交通権学会、私が理事をしておりますけれども、この成り立ちの原点は、一九八四年に国鉄が地方交通線に対して、格差運賃、ほぼ一割増しの運賃を設定したときに、それが不当であるとして求めた裁判がベースになっています。 このような運動を契機にして、さまざまな法整備が進められて、本当に一歩ずつバリアフリーの環境が整ってきています。
また、交通権学会、私が理事をしておりますけれども、この成り立ちの原点は、一九八四年に国鉄が地方交通線に対して、格差運賃、ほぼ一割増しの運賃を設定したときに、それが不当であるとして求めた裁判がベースになっています。 このような運動を契機にして、さまざまな法整備が進められて、本当に一歩ずつバリアフリーの環境が整ってきています。
ところが、そういうふうに運賃は下がったけれども、今度は大手航空会社が自分の飛行機に乗客を満杯にするために、格差運賃をつくって、搭乗日より早く購入する分は割引をして、だんだん割引率が減って、搭乗日当日に買う運賃についてはノーマルということにするというシステムをつくった。
今でも既にJR運賃は実質的に格差運賃が入っておるわけですが、この状態が続いて、大臣は一方で、どこかで株を売り出していわゆる清算事業団の赤字を埋めるというふうに言っていますが、例えばそういう事態になりますと、東日本なら東日本の収益を削らずに株なら株を安定的に売るという政策がとられると、一方で、四国なり九州なり北海道の運賃は結果的に今まで以上に格差をつけて上げるという結果が生じないかという懸念がございますが
〔津島委員長代理退席、亀井(静)委員長代理着席〕 まず、国際運賃の方向別格差運賃、既に幾つかの議論がございますけれども、この格差問題についての基本的な考え方をお伺いをいたしておきたいと思います。
そうしますと、格差運賃というのがますます広がっていくことになるのではないか。この点についてお答えをまずいただきたいと思います。
我が党は、国鉄を解体し、公共性を企業性に置きかえ、また、希望という名をかりた配転や退職の強要によって組合つぶしを進め、自殺者さえ生んでいる労働者とその家族に犠牲を押しつけ、他方では、サービスの低下や格差運賃あるいは累積赤字を国民に押しつけることによって国鉄の再建を図ろうとする政府案には、強く反対いたします。
ところが、これは格差運賃ですから、地域によって全部違う。北海道のようなところは、いろいろ農林に携わって食糧生産をしている人もおるし、あるいは水産に携わって食糧を提供する人もいるし、そういった苦労をして全体がやっている。そういう人たちも、今までは全部一律だったわけですね。今度はそれが違うのですね。
そういう者に国鉄だけ格差運賃でもって、北海道はおととい行ってまいりましたが、六%も運賃値上げをしなければいけない。今までは遠距離逓減法という運賃方式でやりましたが、今度は格差運賃で、地域地域によって全部違う。
今程度の格差運賃というものは、あるいは将来ともある程度は弾力的運営の中で必要なのかもしれませんが、基本的にはやはりキロ数掛ける単価で出すというようなことが仕組みとして残っていきませんと、工場誘致だあるいは地域の活性化だといっても、国鉄はそんなに軽い存在でありませんから、格差がない方がいい。
電話にしても水や空気や太陽やあらゆる分野を見ても、人間ひとしく平等であるということは大変重要なことなのでありまして、その意味では、どうも分割をされることになれば地域格差運賃の拡大につながっていくのではないかという御指摘がありました。実は私どももその点について大変危惧の念を持っているのでありますけれども、現行の国鉄が実施をいたしております運賃体系の中で格差運賃が一部導入をされているわけですね。
それからもう一つは、民営・分割されますと、必ず運賃は格差運賃でもって地域によって違ってきます。あるところは三%、あるところは六%高い。今までですと遠距離逓減法という運賃制度で全国同率にやられる。それが今度はばらばらになって、さらに運賃が上がる。八十五線、既に地方ローカル線は切られています。今後やはり民営手法でいきますと、採算のとれないところは全部切っていくということになりましょう。
我が党は、国鉄を解体し、公共性を企業性に置きかえ、全国一体の組織を会社間の対立を招く組織に置きかえ、また希望という名をかりた配転や退職の強要によって、未曾有の数の労働者とその家族に犠牲を押しつけ、他方では、サービスの低下や格差運賃、あるいは累積赤字を国民に押しつけることによって国鉄の再建を図ろうとするやり方には強く反対します。
○国務大臣(山下徳夫君) 私がイコールではないと申し上げたのは、合理的な今後の改革ということが一つでございますが、あるいは今から申し上げることは、果たしてどのように監理委員会がなさるか私は全くわかりませんが、ただ、格差運賃格差運賃とおっしゃいますけれども、これらを調整する、コントロールする一つの機能があるいはまた出てくるかもしれないという点もまだ、今私があらかじめお断り申し上げたように、そのような案
しかし抱えていないところはどうかというと、大臣は格差運賃になるかもしれないと言ったけれども、かもしれないじゃなくて、完全に格差運賃ができてしまいますよ、これは理屈から言うと。九州や北海道が本州と同じ運賃でもって、補助金もなくてやっていけるというようなことにはならぬ、常識的に考えて。そういうことでしょう。そうじゃありませんか。
○国務大臣(山下徳夫君) 分割イコール格差運賃というふうには私ども理解をいたしておりません。従来の一元的運営でそういう悪い面が出てきておる、したがってそれを是正しなきゃならぬ、その結果格差運賃があるいは出るかもしれないけれども、従来の一つのパターンでもって、そのままイコールでもって出てくるとは思えない。
それだけに、今運賃問題等出ましたが、例えば富山港線の場合に、今度の運賃の値上げで学生割引の料金が終点まで二五%アップという、まさに非常に大きなアップになっていくわけでありまして、こういうことがおいおい地域格差運賃ということで広がりますれば、なおかつ国鉄の利用者が少なくなっていくという、その地帯の地域的な、例えばここもかつてはかなりの工業地帯でありましたが、今日では衰退してきて利用率も下がってきた、しかし
ただ、今先生がおっしゃいましたような地域格差の問題をどうするかということでございますけれども、この春の値上げでお願いをいたしました地域格差運賃を今実行しておるわけでございますが、何分にも初めての試みでございまして、この効果等をなお今後十分に見きわめた上で次のステップを踏む必要があるというふうに考えておりまして、現在まだ効果が明確でございませんので、そういった段階で考えました場合に、次にお願いいたします
〔委員長退席、理事梶原清君着席〕 要するに、極力運賃値上げは見送れ、値上げをどうしても実施しなければならない場合には、ことし同様にいわゆる地域格差運賃という形態でということになっているわけでございますが、この点については運輸大臣としてはどういうふうにお考えになっておられますか。
実際にもう地域格差運賃制度が実施をされまして半年たっているわけです。ある一定限度の実績をもう生み出しているわけですから、そうなれば方向性というものはもうわかっているはずなんです。
第四五九号) ○身体障害者に対する運輸行政改善に関する請願 (第九〇二号外二四件) ○軽車両等運送事業者の荷主添乗禁止の立法化反 対に関する請願(第九四五号外一二件) ○地域の公共交通確保に関する請願(第一九〇一 号) ○軽車両等運送事業者によるタクシー営業類似行 為の規制措置に関する請願(第二〇八四号外五 一件) ○ユーザー車検代行行為是正に関する請願(第二 一六一号) ○国鉄・地域別格差運賃
――――――――――――― 七月三日 東北新幹線盛岡以北の早期着工に関する陳情書 (第三七八号) 国鉄旭川車両センター存置に関する陳情書 (第三七九号) 国鉄地域格差運賃の導入反対に関する陳情書外 四件(第三 八〇号) 地方バス路線の補助継続に関する陳情書 (第三八一号) 過疎地域におけるバス路線の維持確保に関する 陳情書 (第三八二号) 港湾施設の管理対策に関する陳情書
これは特にまた地域別格差運賃、地方交通線だけ値上げをする。そして、いわゆる交通弱者、学生とか中高年とか、こういった所得の低い人たちが大変困っておる。値上げでそれじゃサービスよくなったか、よくなるわけじゃない。おまけに、この特定地方交通線は廃止が強引に進められつつある。こういうことでは公共性も何もあったものじゃない、住民サービスも何もあったものじゃない、こう私は申し上げざるを得ないと思う。
運輸大臣、もちろん一生懸命国鉄も努力しているんですから運賃値上げについてももっと慎重であってしかるべきであるし、格差運賃については運輸審議会でも若干問題が残っているようですが、格差運賃について特に次には慎重に検討するように希望するが、いかがですか。
私は、格差運賃を見ながら、何か会社が、国鉄もっと運賃上げいと、そうしたら対等の競争ができると。そういう圧力がかかったような気がしてならぬわけだ。それなら例えば、今S切符なんかやっているけれども、これは飛行機のお客をなるべく国鉄にとろうと。だから、それじゃ、格差運賃を上げるならば、格差的に下げる運賃もあってよろしいと思うんですね。
○説明員(仁杉巖君) 今先生の御指摘のように、運賃値上げの中で今度格差運賃というようなものを取り入れておるわけでございまして、その中で地方交通線に関するものにつきましては五十億程度ではないかという御指摘でございます。
○元信委員 私がサービスのことを申し上げましたのは、単に職員の接客態度であるとか、そういうことを言っているのではなくて、国鉄の基本的な考え方と申しますか姿勢と申しますか、いま少し具体的に申しますならば、今大臣もお話しございましたように、特に地方ローカル線に格差運賃が導入をされて、さなきだにお客の少ないところへさらに客離れが生ずるのではないか、五十億の増収も画餅に帰すのではないかという危険もあろうかというふうに
御質問にもございましたように、今回初めて地域別格差運賃を導入することになりました。これにつきましては国会の中でも、特に予算委員会を中心にいろいろな御審議、御意見のあったところでございます。また、運輸審議会の中でもいういろ反対の意見等もございました。もうこの問題については長い乙と実は国会の中で、特に運輸委員会を中心に議論をされておるところでございまして、いろいろな御意見があるわけでございます。
国鉄を取り巻く環境がますます厳しくなっている中での大幅な運賃の値上げ、とりわけ格差運賃の導入など、批判も非常に厳しい答申であろうかというふうに思いますが、この答申を受けて、そして運輸大臣としてはさらに国鉄のサービスの向上を図る責務がおありだろうと思います。そういうお立場から、今後のサービス向上に向けてまず運輸大臣の御決意を承りたいと存じます。
○和田静夫君 国鉄に移りますが、国鉄の運賃改定なんですが、今回初めて地域格差運賃を導入するわけですけれども、これは極めて問題だと思うんです。例えば幹線と大都市交通線の区分の根拠を素人なりに見て判断ができないんですが、なぜ大宮以南が大都市交通線で、上尾は入らないんですか。
しかし、今日まで十分な審議の余裕がないまま過ごされてまいりましたけれども、大きな柱である分割民営ということになりますと、例えば北海道と九州、あるいは本州との間に格差運賃というものが設けられる。僻地の方は高い運賃でもって我慢してもらうというようなことが大原則にならなければ不可能だと思うのでありますが、そういう考え方でこれはやむを得ないとお考えでしょうか。